相続手続き

遺品整理ってどう進めればいいの?②

2021.04.27
遺品整理ってどう進めればいいの?②

前回は遺品整理について必要な心構えや、進め方についてご紹介しました。

前回の記事はこちら:遺品整理ってどう進めればいいの?①

今回は、実際に遺品整理を進める際に比較的皆さんが悩まれることについて、Q&Aの形式でいくつかお答えしたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.Q&A

Q.遺品整理を進めていたが、悲しさが込み上げてきて進まない
A.遺品整理は亡くなった人と向き合うことのできる大切な儀式ですが、負担が大きいようであれば、時間を置くのもいいかもしれません。あるいは業者に依頼し、一緒に整理を行うのはいかがでしょうか。

Q.どこから片付ければいいですか?
A.貴重品が出てきやすいリビングや書斎、寝室などから始めましょう。また、玄関に近い部屋から始めるとスムーズに進みます。

Q.片付ける際に気を付けることは?
A.気を付けることはたくさんありますが、特に貴重品は隙間に隠れていることが多いです。タンスの奥や、引き出しの中など見ていない場所がないように注意しましょう。

Q.どのように分別したらいいですか?
A.地域によって分別方法が違うので、市町村のホームページなどを見て調べましょう。廃棄物の中に、冷蔵庫、洗濯機、エアコンがある場合はリサイクル券が必要になります。

Q.形見分けで取っておくべき物は?
A.出来るだけ多く遺品を取っておきたいと思うでしょうが、保管するスペースに限りはあります。ですので取っておく遺品は場所を取らない物がいいでしょう。写真などに遺すことをおすすめします。

Q.マンションの遺品整理をする場合、どこまで挨拶をするべき?
A.マンションでの遺品整理を行う場合は、物音を立てたり迷惑をかけてしまうことがありますので、両隣の方には挨拶をした方がいいでしょう。また、搬出の際にエレベーターを頻繁に使う場合は、マンションの管理人にも一声掛けましょう。

Q.亡くなったあとの手続きで必要になる書類はなんですか
A. 

手続きの種類 手続きに必要な書類
介護保険資格喪失届 介護保険証
雇用保険受給資格者証の返還 雇用保険受給資格者証
所得税準確定申告・納税(自営業の場合) 亡くなった年の1月1日から死亡日までの所得の申告書
生命保険の受領 保険証券、最後に支払った保険料の領収書、戸籍、死亡診断書
不動産の名義変更 登記申請書、被相続人の戸籍・除籍・原戸籍及び住民票、相続人全員の戸籍・印鑑証明書、相続する人の住民票、遺産分割協議書、固定資産評価証明書
自動車所有権移転 申請書、自動車検査証、被相続人の戸籍・原戸籍・除籍、相続人全員の戸籍・印鑑証明書、遺産分割協議書、自動車税申告書、手数料納付書、車庫証明書

Q.亡くなった人の関係者などへの連絡はどこまでするべき?

A.親族はもちろん、会社への連絡は必須になります。知人への連絡は携帯や住所を残したメモ、年賀状などからすることが多いです。

Q.請求書はどこまで取っておくべき?
A.亡くなった人が行っていたクラブなどの会員費や公共料金は遺族が精算しなければいけません。公共料金の場合は直近1ヶ月分、その他の請求書は最新のものがあればそれ以前の物は廃棄しても問題はありません。

Q.年賀状は取っておくべき?
A.亡くなったことを知らせる場合に必要になるので、直近のものだけを取っておきましょう。

Q.遺品の中に車があった場合の手続きは?
A.車も遺産になるので、相続の手続きが必要になります。手続きが終わったら相続人がそのまま使用するか、売却することができます。どちらにしても名義変更の手続きが必要になります。

Q.仏壇の処分はどうしたら?
A.新しく購入した際は、開眼法要を行います。開眼法要とは仏像、仏画、仏壇、墓などの完成の際に営まれる法要のことです。同じように処分する際は、閉眼供養を行います。

2.トラブルを回避するために

専門業者に依頼する場合、トラブルを回避するためにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。
ここでは慣れていない方のためにポイントをご紹介します。

~注意すべきこと~
①現地まで見積もりに来てくれる業者を選ぶ
②2社以上に見積もりを出してもらい、比較する
③見積もりの説明を聞く時は一人ではなく、複数名で聞く
④説明を聞いた内容はメモをする
⑤見積書は必ず保管する
⑥買取が発生した際は、内訳、費用の相殺などがあるか確認する
⑦廃棄物の取り扱いについて説明をしてもらう
⑧費用の内訳が記載されている見積書を出してもらう
⑨依頼をする前に誰かに費用などの相談をする
⑩当日の追加依頼はなるべくしないこと

以上が注意すべきポイントになります。
分からないことがあったらちゃんと理解できるまでしっかりと説明してもらい、不安に思うことがあれば一人で抱え込まずに誰かに相談しましょう。

3.さいごに

前回の記事から引き続き遺品整理についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも不安なことや、疑問に思ったことがあればこの記事を読んで参考にしていただければ幸いです。